英語教室が近くの教室と統合してしまうとのことで、辞めてしまった。きっかけは外側の事情だったけれど、続けようと思えば別の道もあったはず。それでも、いったん区切りがついてしまった。
2年くらいだったけど、やってみてよかった。間違えても笑って直してくれる先生や、同じように四苦八苦している仲間がいて、毎回のレッスンが思いのほか楽しかった、結構笑。
字幕を英語にして食らいついた
一時期Netflixの映画の字幕も英語にして、必死で食らいついていた。聞き取れない台詞を何度も巻き戻して、字幕とにらめっこ。最初は文字を追うだけで精一杯だったのが、だんだん耳が音をつかまえるようになって、そこそこ聞こえるようになってきたように思う。
ただ、宿題をやらなくなって、すっかり鈍ってしまった。語学は本当に正直で、やめたとたんにするする抜けていく。それでもNHKのEテレ英会話クラスを時々録画で流して、ぶつぶつ呟いてみたり。細々とでも、耳と口は離さないでおきたい。
マンチェスター空港の事件
そもそものきっかけを遡ると——イギリス、マンチェスター空港の入国イミグレでの一件にたどり着く。長いフライトのあとの、あの無機質なカウンター。下手くそ英語が聞き取ってもらえず、質問の意図さえつかめないまま、何度も「Line up!」と列の後ろへ並び直しを命じられた。前に進めず、同じやりとりを繰り返すうちに、情けなさで胸がいっぱいになって。半泣きになりながら宿泊先の友人の住所を書き、身振り手振りで説明して、やっとやっと通過できた。
そのエピソードを、滞在させてもらった友人宅で話したら——「マンチェスターは観光地じゃないから、アジア人の女性一人旅は疑われたんだろうね。なんか厄介なもの持ち込んでないかって」。
なるほど。それにしても苦い経験で、もう一回英語ちゃんと勉強しようと決意した瞬間だった。
また続けたい
マンチェスターに行く前には、フランスでモン・サン・ミッシェルやルーブルを巡った。あの旅も、語りはじめると長くなりそうなので、その思い出は、また次の機会に。
あの空港での悔しさは、今でもときどき思い出す。次にあの場面が来たときは、ちゃんと笑って答えられるようになっていたい。だから——英語は、諦めていない。