7月に温風至——熱い風が吹き始めるころ——を書いた。その翌月、同じ暦が涼風至と言い出す。涼しい風が立つころ、という意味だ。8月7日、立秋。
外はどうかというと、蝉が五月蝿く鳴き出して、熱波って感じ。
かと思えば、むせ返るような暑さの中で、スコールみたいな夕立。洗濯物を取り込む間もなく、ベランダで少し濡れてしまったけど、諦めた笑。すぐ上がったから、良いことにした。
日傘は今、迷い中
手荷物が増えるのが嫌なので、日傘をささないで過ごしてきた。
でも日傘を差すだけで、全然違うのは知ってる。今年は流石に日傘を持ち歩こうかと迷い中。
暦はさっさと秋へ行くのに、こっちは日傘一本で何年も迷ってる。
お盆を過ぎたら
お盆を過ぎたら、もう絽の着物はちょっと季節がズレてしまう感じ。
厳しいことは言われないけどね。
茶の湯は、5月から10月まで風炉になる。冬は畳を切った炉で火を近くに、夏は畳の上に据えた風炉で火を遠くに。
盛夏の点前には、お客様の前であえて茶巾を絞り直して水の音を共有する「洗い茶巾」という涼やかなものや、柏の葉を水指の蓋にする「葉蓋」という緑が美しい点前もある。
そして8月から10月を秋として数える。
だから、「面影」「篝火(かがりび)」といった8月の茶杓の銘はもう秋を謳っている。外ではまだ蝉が鳴いているのに。
着物と同じで、決まりで変わるのではなくて、先に秋の顔になっていく。
暦や着物が実際より季節の先を行くことを、粋とする日本の文化はとっても好き。
7月よりずっと暑いのに、8月末の浴衣はもうタブーになるのも、何となく楽しい(笑)。
なんと、これから夏本番!