オフィス

サラリーマン生活は、もう十分やってきたって思う今日このごろ。気がつけば、ずいぶん長く同じ世界で過ごしてきた。

向いているか、いないかなんてもう今更——愚問というか。向き不向きを考えていたのなんて、ずっと昔のこと。良くも悪くも、この生き方が体になじんでしまった。


居心地の悪くないオフィス

肩肘張らず、戦いもすっかり終えて笑。

一体何と戦ってきたやら。

長年の時間を共有し、色んな案件、色んな出来事、人間関係、ありとあらゆる側面を——知っているようで、何も知らないようで、そして全て全て終わっていく。

新人が入社し、中堅が育ち、老兵は静かに去るフェーズへと移行する。それは、どこの社会でも同じ景色でしょう。


良い人たちに恵まれるということ

結局、色んな意味で良い人たちに恵まれるというのは、何にも代えがたいとつくづく思う。

友達でもないけれど、ちゃんと距離感、親切心、空気感——その全てがある程度均衡を保ちながら日常が展開するというのは、実に稀有なことだと思う。近すぎず、遠すぎず。お互いの領分をわきまえながら、それでいて困ったときには手が差し伸べられる。そういう関係は、当たり前のようでいて、なかなか作れるものではない。

不必要な緊張感や、競争心を煽るような空気がなくなりつつあるのは、やっぱりありがたいことだなあと思う。若い頃は、それなりに張り合ったり、肩に力が入ったりもしたけれど、今はその棘がだいぶ抜けた。


没個性かもしれないけれど

あんまり尖りすぎず、協調して生きてきた——私たち世代の仕事人というのは、そういうものだったと思う。

今の個人主義的な風潮には、もう遅れているのかもしれない。自分を強く打ち出していく生き方が眩しく見えることも、正直ある。でも、誰かと歩調を合わせて、支え合いながらやってきた日々にも、ちゃんと意味があった。それで良かったと、私は個人的に思っている。